道の駅いたこ
茨城県の国道沿いに建つ道の駅の別棟増築計画。手狭になった農産物売場の大幅な拡張が企図された。
設計期間2ヶ月、施工期間4ヶ月という規模に見合わないスケジュールが組まれていたため、単純な構成と仕組によって組み上げられるサーカスのテント小屋のようなあり方をイメージして、設計に臨んだ。
波うつ柱梁フレームが長手方向に連続し、開放的な空間を形成する。色とりどりの野菜の美しさが映えるよう、線材やディテールなどの表出をさける。仕上材を貼り、フレームの下部ニッチにベース照明を仕込む。薄い印象のグレー色で統一し、建築を背景とする。
太陽が西に沈むにつれ、徐々に家型が浮かびあがる。車で通りがかった来訪者、地域住民を静かに、穏やかに、招き入れる。
所在地 | 茨城県潮来市 |
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主用途 | 道の駅 |
施工 | 高須工務店 |
構造 | 木造 |
階数 | 地上1階 |
敷地面積 | 11192.44㎡ |
建築面積 | 449.57㎡(既存合計:2293.31㎡) |
延床面積 | 449.57㎡(既存合計:2282.81㎡) |
竣工 | 2017年5月 |